Cubaseのロジカルエディタを使った打ち込みテクニック

打ち込みで音楽を作ろうとする…特に、マウスでポチポチノートデータを入力していくと、どうしても機械的な印象になってしまいます。
もちろん、EDMを始めとするダンストラック制作では、キッチリクオンタイズをかけた方が良いケースも多いし、ベロシティでノリを出すというようなこともしない方が良いこともあります。
しかし、特に、ピアノなどのアコースティック楽器を使った楽曲の場合、やはり人間が演奏したような表情豊かなMIDIデータを作りたいものですよね。
そこで活用したいのが、「ヒューマナイズ機能」です。
「ヒューマナイズ機能」とは、キッチリクオンタイズされたタイミングの揃ったデータや、ベタ打ち(ベロシティーが全部100みたいなデータ)に、あえて、タイミングなり、ベロシティーなりをバラバラにして、人間が演奏したようなデータを作り出すことが出来るもので、特に、Digital PerformerみたいなMIDIシーケンサーとして評価が高いDTMソフトについていたりします。
(ちなみに、Pro ToolsのMIDI編集機能は、Digital Performerをそっくりそのまま持ってきたような感じになっていますので、Pro Toolsでも簡単に出来ます)
なお、私がメインで使用しているCubaseは、残念ながら「ヒューマナイズ」といった名前のMIDI編集機能はデフォルトではついていません。
しかし、Cubaseのロジカルエディタを活用すると「ヒューマナイズ」が可能なのです。
Cubaseのロジカルエディタって、Excelで言うマクロを組んで実行するみたいなものなので、私はMIDIのプログラミングは出来ても、一般的なコンピューターのプログラミングみたいなことは苦手…という感じですから、普段から積極的に使っているわけではありません。
ただ、Cubaseのロジカルエディタには、いくつかプリセットがありますし、今回ご紹介するようなヒューマナイズでしたら、近い挙動をするプリセットちょっとエディットすれば良いだけなので、もし、機械的なMIDIデータになってしまうということでしたら、ちょっとした打ち込みテクニックとして覚えておくと良いと思われます。
Cubaseロジカルエディタでのヒューマナイズのやり方は、レッスン風景動画内でどうぞご確認下さい。