私はWaves Platinumの方をおすすめします

Wavesの特徴は「これさえかけておけば誰でも」「簡単に」「良い音が作れる」

繰り返しになってしまいますが、今回のセールにおけるWaves PlatinumとWaves Diamondの価格差は4,630円です。

この価格差にインパクトを感じる方に向けて、私はWaves Platinumをおすすめしたいと思います。

なぜならば、Waves Diamondになると追加されてくるプラグインエフェクトは、近年台頭してきたiZotope RXなどと比較すると、正直クオリティー面で過去のものに感じます。

DTM初心者が中級者に向かっていく段階においてのWavesの立ち位置は、「コスパが高く」「これさえかけておけば誰でも」「簡単に」「良い音を作れる」という点だと個人的には思うのです。

単体プラグインの質の高さだけ言えば他にも良いものがある(その代わり、EQひとつで2万円弱と高額になってしまう)なか、取り急ぎコスパの高いものを入手しておくというのが、これだけ価格が下がったWavesに求めることなのかなと感じます。

Wavesはサブスクっぽい面があるから長く使うならWaves Platinum

もう1点、私がWaves Platinumをおすすめする理由があります。

それは、WUP(Waves Update Plan)の存在です。

WUPとは?

Wavesでは製品を常に最良の状態でユーザーの皆さまにご利用いただくため、WUP(Waves Update Plan)というサポートプログラムを各製品の新規ご購入またはアップグレードに提供しております。

WUPはご登録の製品ごとに1年間適用されます。WUP期間が終了した場合も、終了時点でのライセンス・バージョンが対応する環境を保持し限り、製品はそのまま継続してご利用いただけます。

年次の更新は必須ではなく、各サービスをご希望の際に更新・再加入いただくことが可能です。

Media Integration Customer Careサイトより

Wavesは、1度購入すれば永年使い続けることは出来ますが、正確に言うと、「現在お使いのWindows OSまたはmacOSをアップデートしない限り使い続けられる」というのが現実です。

ややこしいのですが、Wavesは、1度購入すれば永年使い続けられるが、サポートは購入から1年間と言う条件が付いています。

これがどういうことを指すのかと言うと、特にmacOSなんかは1年でOSのメジャーアップデートが起きるため、最新のmacOSを使おうと思ったら、最悪サポートが切れていてせっかく買ったWavesが使えないなんてことが起きるのです。

それを解決するのがWUP

WUPは最高で240ドル、日本円で30,000円あれば確実にお釣りが返ってくる金額を支払うことによって、WUP加入日から1年間サポートが受けられるというもの。

つまり、Wavesを長く使い続ける場合、毎年WUP加入料を払う必要はないものの、パソコン買い替えのタイミングやOSメジャーアップデートのタイミングで、最高240ドル払わなければならないことがあります。

なお、WUP加入の付加価値として、パソコン2台インストールして使いたい際に便利な2ndライセンス・オプションや、ボーナスプラグインの追加がありますが、この付加価値がカジュアルDTMユーザーからすると、コスパが良いようには見えないと私は思うのです。

プロユーザーは、WUP加入・更新料はPro Toolsのサブスクと同じく必要経費ですよね…

ただ、私はWUP更新料をある方法で、ある程度納得できるものにしてきました。

それが、上位バンドル(ex:Platinum→Diamond,Gold→Platinum)へのアップグレードです。

上位バンドルにアップグレードすると、WUPが更新される仕組みになっており、ただただWUP更新料を支払うより、コスパが良くなります。

また、上位バンドルへのアップグレードは、ほぼ通年セール状態のWavesにおいてはWUP更新料よりもコスパが良いことが多いため、話は長くなりましたが、無理になんとなくDiamondを買うよりPlatinumの方を買った方が後々良いという風に私は思うのです。

まとめ

Waves Platinumは元々24万円を超える高級品でした。

それが今では1/10の価格で買えてしまうわけで、単体プラグインを見れば他により良いものがあると言える時代とはなりましたが、私自身、Wavesがなければ仕事にならないと思うくらい毎日のように使わせていただいています。

DAW付属のプラグインエフェクトを使いこなそうとするより、Wavesを手に入れてしまえば「誰でも」「簡単に」「良い音が作れる」のがWavesの魅力です。

Wavesをご検討中の方は、ぜひこの機会に購入をご検討いただけたらと思います。


Wavesの使い方がわかるオンライン教材

Step One DTM School自由が丘教室のオンラインDTM講座「ミックスマスタリング講座応用篇」では、多数のプラグインエフェクトが収録されていて使い方がわからないとお悩みの方に、Wavesの使い方をお教えしております。
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